コインチェックの補償方針、迅速ではあるが、何か変だ

コインチェック、会見の翌日に今回の対応策を出していた。

驚いたことに、円で全額弁済する、と。
500億円のキャッシュがあったんだなぁ。

以下コインチェックのプレスリリース
http://corporate.coincheck.com/2018/01/28/30.html
無題.png

取引が月間4兆円、手数料を3%とすると、1200億円。
年商で1兆4400億円の売上がある、という計算は正しいのだろうか?

ただ、この補償については、いくつかおかしいところがある。

まず、XEMではなくて円での返金。
26万人が対象ということであるが、この26万人は本人の意思とは関係なく利確させられてしまった(損した人もいるだろうけど)。
雑所得であるから、たとえば1000万円の場合、276万円が課税されてしまう。
一方でコインチェックはこれを損金におとせる。
ユーザーに税金を肩代わりさせる、ということになる。
XEMでの返金をしなければならない。

また算出方法にも疑問がある。
「算出期間は、CoincheckにおけるNEMの売買停止時から本リリース時までの加重平均の価格で、JPYにて返金いたします。 」
26日の出金停止から28日のリリースの加重平均で88.549円という。
29日の1:51現在、XEMは108円と、すでに22%も上昇している。
そもそもXEMの価格が最安値をつけたのは、この騒動が原因である。

そして、3つ目。
「補償時期や手続きの方法に関しましては、現在検討中です。」
とある。
1年後の可能性も10年後の可能性もある、ということだ。

コインチェックがXEMを購入すれば良い。
もちろん、時価総額1兆円の5%にあたる500億円を買うとなると、相場に影響も出て、高値になってしまうだろうが。

金融庁から業務改善命令が出ていたり、今回はお国も迅速だ。

このまま、日本円での補償で進めるのか、もしかしたら強い世論を受けてXEMでの補償に変更するのか、動向を見守りたい。

仮想通貨は一部のごく少数の保有者による価格操作がある。
株式と違い相場操縦的行為を取り締まる法律もなく、野放図だ。
今回も相当な動きがあったはずだ。
いずれは、しっかりしたものに収れんされていくとは思うが、ここ1年2年は「野蛮」な宴が続くのだろうなぁ。

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追伸 ジェネシスでイーサリアムのクラウドマイニングの予約をした。4月30日から開始で、2年間。別記事でレポートしたい。


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